年末も近づき、年が明けると、会計事務所の繁忙期である「確定申告の季節」がやってきます。
「自分は年末調整で終わるから関係ない」と思っていませんか?
実は、会社員の方でも確定申告をすることで税金が戻るケースは意外と多いのです。
特に近年は、「マイナンバーカード × マイナポータル連携 × e-Tax」の仕組みが大きく進化し、初心者の方でも驚くほど簡単に申告できるようになっています。
今回は、
- どのように便利になっているのか
- 確定申告をすると得する可能性がある人
を中心にご紹介します。
どのように便利になっているのか
ここ数年で激変。マイナポータル連携で申告がラクに
以前の確定申告は、
- 源泉徴収票の入力
- 保険料控除証明書の入力
- ふるさと納税の寄附金受領書を見ながらの入力
など、手作業や集計が多く、負担の大きいものでした。
しかし現在は、マイナポータル連携を利用することで、多くの情報を自動で取得できます。
自動で取得できるデータ(代表例)
- 源泉徴収票
- ふるさと納税の寄附情報
- iDeCoの掛金情報
- 生命保険料・地震保険料控除証明書
- 医療費情報(一定の範囲)
- 株式の取引・配当情報
これにより、入力作業の約9割が自動化されます。
マイナポータルで連携の承認を行い、e-Taxを開くだけで、必要な証明書が自動で反映され、あとは内容を確認するだけです。
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※連携が可能なものは下記リンクをご確認ください。
マイナポータル連携可能な控除証明書等発行主体一覧|国税庁
確定申告すると得する可能性がある人
株式の配当で源泉徴収されている方
特定口座(源泉徴収あり)で株式配当を受け取っている場合、所得税・住民税は自動で源泉徴収されています。
しかし、確定申告で総合課税+配当控除を選択すると、会社員の方は税金が戻るケースが多くあります。
※ただし、以下に該当する方は申告すると不利になる場合があります。
- 所得(課税所得)が695万円以上の方
- 国民健康保険に加入している方(保険料が上がる可能性)
- 扶養内で働いている主婦(夫)の方
ご自身の状況に応じて、慎重に判断しましょう。
ふるさと納税を6自治体以上したい方
ワンストップ特例制度は、5自治体までという制限があります。
そのため、気軽に自治体を選べない…という声をよく聞きます。
6自治体以上ふるさと納税したい方は、確定申告をすることで自由度が上がります。
ワンストップ特例は使えませんが、マイナポータル連携を利用すれば、寄附金情報も自動で取得できるため、入力の手間はほとんどありません。
マイナ保険証を利用している方
マイナ保険証を利用していると、病院や薬局での医療費が「医療費通知」としてデータ化され、マイナポータルから自動取得できます。
そのため、
- 領収書を集める必要がない
- 医療費の入力がほぼ自動
と、医療費控除のハードルも大きく下がります。
※医療費控除は原則として年間10万円超が対象ですが、1年間の医療費を把握するだけでも有用です。
まとめ
現在は、
- マイナンバーカード
- マイナポータル連携
- e-Tax
この3点がそろえば、誰でも簡単に・短時間で確定申告ができる時代になりました。
「自分も対象かもしれない」と思った方は、一度確定申告をしてみることをおすゝめします。